ブログを書くのに文章力を上げたいけど、どうしたらいいの?
ここで悩むことってありませんか。──ぼくもそのひとりです。
『書く』ことについて、いろんな本を読んで、ある共通点があることに気がつきました。
書けなくて悩んでいる人のヒントになればいいなと思います。
絶対しなければならないことがふたつある。
世界的ベストセラー作家スティーヴン・キングさんは、作家になるために絶対しなければならないこととして断言しています。
「たくさん読み、たくさん書くことだ。かわりになるものはないし、近道もない。」
シンプルだけど、これに尽きます。
ぼくは大学時代、バンドをやっていたのですが、うまい連中は曲を聴き込んで完コピしていました。
書くことも同様で、よく書きたければよく読んで、読み込んで真似ることが上達の秘訣なのかも知れません。
読めば何かしら得られるものはある。
本を読むことにはいくつかのメリットがあります。
出来の悪い文章からも教わることがある
せっかくなら参考になる良書を読みたいところですが、こればっかりは読んでみなければわかりません。
たとえひどい本だとしても視点を変えればメリットもあります。
なぜだか読みにくい文章、形容詞の多用、どこかで聞いたような話……
してはいけないことを教えてくれるのだと考えましょう。
出来の悪い文章に出会うことで、同じような過ちをしてしまいそうになったとき、そこで気づいて書き直せるようになるのです。
気にいった文体が見つかったら真似できる
そもそも文章には正解がないと思いませんか。
国語の時間に書いた感想文の正解を持っているのは先生だけでした。感想文の評価は、読み手である先生の「いいね!」でしたよね。
方言をつかった文章や飾り気のない文章も、人間味がにじみ出て、なんだか面白くて味わいがあって、楽しめたりします。
必ずしも上手な文章だけが印象に残るわけではないんですよね。
本を読んで感情移入し、人物や作者の行動を真似て考えを深める。どのような表現をしているかを知る。
多くの本を読んで、いい文体があったら真似て、自分の文章に手を入れて磨いていけばいい。
とくにブログはそれができるところがすごくいいですね。
本を読んで、語彙や表現が豊かになれば、自分の文章もだんだん変わりますので、楽しみは倍増していきます。
読むことは書くことを楽にする
本の最大のメリットは、体系化された情報が手に入ることです。
文章はネタがなければ書けません。読書は情報収集を効率よく行うことができるため、ネタの宝庫とも言えます。
ここで問題がひとつあります。
本を読む速度が遅い人(たとえばぼくのような人物)は 、この資料収集に時間がかかってしまんですよね。
しかも、時間がたつと読んだ内容を忘れてしまうから始末に負えません。
読書スピードが遅い人へ──おススメの方法
インプットは『つんどく読書』
あるときぼくは読み方を変えることにしました。
興味のある本を片っ端から読み、読み切らなくても気にしないで身の回りにおいて、読みたくなったらまた読む。そんな読書方法に切り替えました。
アウトプットは『本の横断』
情報収集のとき(つまりネタ探しですね)は、「本の横断」をしてつまみぐいするようにメモします。似たテーマで書かれた複数の著者の主張をメモに残します。
「たくさん読んで、たくさん書く」ことが上達方法なら、読むのが遅いというのはマイナスです。邪道かもしれないけど、こんな方法でやっています。
書くということに親しみを覚えることが大切
たくさん書くメリットは ノートやパソコンに自身の考えや感じたことが増えていくことです。 たとえ下手な文章でも、汚い殴り書きでも自分の分身のように感じてきます。
「書かなければ」という悲壮感が「書きたい」という気持ちに変わります。
たくさん書くの分量は?
初めのうちは目標を低く設定しましょう。できなかったときに罪悪感が残ります。
とりあえず一日100文字でもいい。
書けるテーマが見つかったら1,000文字ぐらいでもいい。
毎日書く習慣が大切です。
習慣にできたら万事OK
文章を書く時間を決めておくと習慣化しやすいです。
朝一番でもいいし、眠る前でもいい。昼間のスキマ時間にはちょこちょこっと手帳やスマホに書いてみるのもいい。
それから書くときには、できるだけ自分だけの世界を作りましょう。
部屋なら、扉を閉めて、テレビやゲーム、スマホの誘惑から離れて。 好きな音楽をイヤフォンで聴きながら浸るのもいい。
誰にも邪魔されない場所で気持ちを落ち着けて、文豪になったつもりで書きましょう。
「何を書くか」というところで手が止まってしまうかもしれないですが、結論なんでもいいんです。
「書きたいことを書け」スティーヴン・キングさんもそう言っています。
まとめ
書くことは、考えること。
読むことは、その栄養。
『たくさん読んで、たくさん書く』──「書きたい」を言葉にしてみませんか?