MENU

【実話】見るべきゼッタイ映画『フォード vs フェラーリ』

【実話】見るべきゼッタイ映画『フォード vs フェラーリ』
まさゆき

こんにちは。まさゆきです!

1966年のル・マン24時間耐久レースでそれまで絶対王者だったフェラーリに挑む男たちを描いた実話を映画化しています。
2019年制作、2020年1月10日劇場公開。
監督は「LOGAN ローガン」「ウォーク・ザライン 君につづく道」のジェームス・マンゴールド。

第92回アカデミー賞で作品賞を含む4部門でノミネートされ、編集賞と音響編集賞の2部門を受賞しました。

目次

マット・ディモンとクリスチャン・ベールのダブル主演

マット・ディモン演じるのは、優秀なドライバーだったが病で挫折し、現在は自動車販売業を営んでいるキャロル・シェルビー。
クリスチャン・ベールが演じるのは、能力はトップクラスだが、頑固で偏屈者のため業界からつまはじきにされている天才ドライバー、ケン・マイルズ。

壮絶な役づくりで知られるベールの演技は目をみはる存在感を見せています。
ディモンも負けじ劣らず激しい演技。初共演のふたりがぶつかりあい、通じ合うさまはグッとひきこまれます。

本作品の最大の魅力は、鮮烈な大逆転劇

絶対王者に挑み、半ばあきらめかけた人生を取り戻す男たちの姿です。
時速300キロ以上のスピード感と、逆境をくつがしていく主人公たちの友情と絆。
目頭が熱くなる、何度でも見たくなる快作です!
レースや車のことを知らなくても、この映画は充分楽しめるでしょう!

当時、フォード・モーター社は販売不振で苦しんでいました。
時を同じくして、フェラーリ社も速い車を作ることに専念するあまり、資金難に陥っていました。
そこに目をつけたフォード社はフェラーリ社の買収に乗り出しますがプライドとプライドがぶつかり合い失敗します。
フェラーリ社から「ひどい工場でひどい車を作っていろ」と吐き捨てられたフォード社が考えたこと、それはル・マンの絶対王者フェラーリ社に勝利することでした。

フォード・モーター社から依頼を受けた元レーサーのキャロル・シェルビーは、勝つためには、マシンを体感で知り尽くす天才ドライバー、マイルズの力が絶対必要だと考えます。

しかし、スーツで身を固めたフォード上層部と破天荒なマイルズは水と油。

特にレースの最高責任者である副社長レオ・ビーブには思いっきり嫌われてしまいます。

組織を重んじる上層部の反発を受けながらも、勝負に勝つことだけに専念するシェルビーとマイルズ。ふたりは数々の困難を乗り越えていく!

その逆転劇はやはりレースだ!

オートマしか乗らない現代人の度肝を抜く、ギアチェンジとアクセル、ブレーキのテクニック、そして超高速で走るハンドルテクニック。

流線型の車体が弾丸のような速さで画面を横切る。タイヤがアスファルトを切り付ける音。
スクリーンに吸い込まれ、マイルズが罵倒しながらハンドルをねじるとき、助手席にでも乗せられたようなスリリングな体感が包みこむ。

そして、終盤を飾るル・マン本戦へと、見るものを引き込んでいきます。

奇跡の実話 最後は静かなる大逆転に心が救われる

24時間耐久レースで、シェルビーとマイルズは興奮のドラマを見せてくれます。
勝つためだけに真剣にマシンとドライビングテクニックを追求したふたり。
それを賛美するかのように、場内はスタンディングオーベーションに包まれます。

しかし、レースの最後は思わぬ展開になってしまい、「えっ、そんな!」と気が抜けてしまうのです。

その後、ふたりは絶対的な勝利のために、歩み始めます。

が、その矢先・・・、涙。

これでは、まったく見ているこちらも浮かばれない結末に唖然としてしてしまいます。
実話だから・・・なの!?

静かなる大逆転は、エンドロールが流れる直前の字幕です。
はじめて、そこで「よかったね」と思えるのです。

魂レベルで心を揺さぶるのは、信じ切る力
ル・マンの最後、正直、マイルズがフォード上層部の誰かをぶん殴って暴れまくるのかと思いました。
しかし、言い放った言葉は
「あんたが俺に任せてくれたから」
シェルビーに対する精一杯の感謝の言葉でした。

マイルズは、栄光なんかクソ喰らえ、純粋に勝つことだけにいきがいをもったレーサーだったんですね。

レースシーンのむせ返るような熱気、興奮の大逆転劇、男の友情ーーー2時間30分、息をのむ良質な映画体験を味わえる快心の作品です!
ありがとうございました!

今日の一歩前進!
才能だけでは夢は叶わない。努力と我慢が必要だ!
だけどその先に必ず勝利はある!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

60歳過ぎのおじさんです。
日々考えたこと、感じたことを書いています。

目次