『書けるようになるまで』にやったこと

『書けるようになるまで』にやったこと

「書くことを習慣にできない」──そんな悩み、ありませんか?

ネット界隈では「まずは100記事」とよく言われます。
何をどう書けばいいのかわからない!100記事はおろか1記事すらやっと!のぼくが
『書けるようになるまで』の道程を詳しくまとめてみました。

目次

最初の一歩は「日記」から

ブログが思ったように進まないぼくは焦っていました。
何か書かなきゃと思って、日記を書き始めました。寝る前に書こうと決めたのに、すぐに挫折。

そこで、時間を決めず、いつでも書けるようにしようと、持ち歩きできる『コクヨ測量手帳』を使い始めました。仕事の前後、ふとした時間に書くようにして、妻との会話、仕事のことなど、日々のことをつづっていきました。

反省ばかりの日記からの転機

書き始めたころの日記を読み返すとそこにあるのは、後悔や自己否定ばかり。「なぜこうなってしまったのか」と自分や他人を責める言葉が続いていました。

子どもの頃からの失敗の繰り返し、自分の怠け癖。ただただ反芻の毎日でした。

そんなとき、ユーチューブで、どん底から這い上がった人たちの話や、仏教をやさしく語るお坊さんの動画をよく見るようになりました。本もたくさん読みました。

1年ぐらい続けたころ、徐々に自分の至らないところに気づき、状況に感謝するような気持ちに変わっていきました。

もっと書くことを身近にしようと、以前から使っていた「Day One」というアプリを有料版にすることを思いつきました。
有料版はいくつかのジャーナルを立ち上げることができるので、「今日の感謝」「今日のできごと」「学んだこと」「夢・目標」など、いくつかの柱を作って、ちょっとしたことでも残すようになっていきました。

気づけば愚痴や後悔ばかりの文章は、感謝や未来の希望へと変わっていました。

でも、ブログはうまく書けなかった

とはいえ、ブログはうまく書けるようにはなりませんでした。日記の延長で“じぶんごと”でしか書けず、ネタが浮かばない日々。

そこでまた本を読み、有名ブロガーの発信を追いかけていたら、ある気づきに出会いました。

スティーヴン・キングの『書くことについて』にあった「たくさん読んで、たくさん書け」という言葉に出会いました。それは有名ブロガーさんが「書けないときには他の人のブログをたくさん読んで、いいね!をつけまくった」という話しとシンクロしました。

「そうだ!考えてばかりいないで読めばいいんだ!」と気づき、また読むことにしました。

書き方を教えてくれた1冊の本

そんなときに出会ったのが古賀史健さんの『さみしい夜にはペンを持て』です。

主人公の「タコジロー」と「やどかりのオジサン」の対話で進む物語。日記を通して、書くことへの向き合い方をやさしく教えてくれる本です。

印象に残ったのは次の2つ。

  • 日記では「更新されることのない“あのときの気持ち”」を書く
  • ネガティブな感情と距離をおく──気持ちを過去形で書く。

できごとを全体で捉えるのではなく、感情や情景を部分ごとに掘り下げて書くことが、文章に広がりをもたらすということに気がつきました。

「書くことについて書く」をネタにする

そこで思いついたのです。
本を読み、ブログを読み、ユーチューブを見て、試行錯誤してきたことについて書けばいいのじゃないのか!と。

それが『書くことについて書く』というテーマになり、ようやくネタができました。

今は『書くことについて』の細かな項目をひとつずつ記事にしています。

そうすることで、「じぶんごと」の日記から卒業し、「誰かの役に立つかもしれない情報」として書くことに変わっていました。

「書くことがおもいつかなかった自分」が「書くことで変われた自分」になれたのです。

自分の好きなことがあったら書けることはたくさんあると思う。

たとえ、自慢できる趣味や経験がなくても、自分なりに努力したことが誰にもひとつはあると思います。
それについて細部を描いていくことで自分なりのストーリーが出来上がるということに気づいた瞬間でした。

まとめ

あのころのぼくは、「ちゃんと書かなきゃ」と気負っていた。
振り返って思うのは、うまく書くことよりも、言葉にすることに意味があったということ。

『カタチなんて気にしなくていい、とにかく書け!』

今はホントにそう思う。
書くことって筋トレみたいなもの。書けば必ず力がついて来るんだよね。
だから、まずは書いてみよう!

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